聖なる乞食買いました

ザジジ純個さんと河童モルヒネさんの共同制作の冊子、聖なる乞食を買った。

私は映画や音楽、漫画、絵、食事などありとあらゆる物に関する感想を書くのが大の苦手だ。
かっこいい、面白い、可愛い、美味しい、つまらない、クソ。
など、その場で感じ取ったことしか言葉でも文字でも表現できない。
そのことを分かってもらった上で感想を書く。

ザジジ純個さんはTwitterで知った。ホームにあるURLを踏むとホームページへ飛んだ。そこで絵や漫画を見た。好きな作風だったのでフォローした。
フォローしてから少しすると聖なる乞食を販売するとのことで購入するに至った。
河童モルヒネさんのことは自分のような吸収することしか能の無い人間がフォローするのは非常に恐れ多いのでフォローしていない。

ページを開くとまずCDがぽろりと落ちてきた。
コンポにCDを入れて聞くと猥雑で混沌としていて、それでいてずっと聞いていたくなるような落ち着きのある曲が15曲入っていた。
このCDだけでも1000円の価値はあると思う。(っていうかこれだけ大容量なのに1000円って大丈夫かよ、と思う)

内容は漫画とコラージュと文が散りばめられていた。

河童モルヒネさんの漫画はノンフィクションなのだろうか。フィクションなのだろうか。わからないがまたそこが良かった。
物事に対する無気力さ無関心さと自分自身への呆れ具合、それでもどこかで自分自身に期待しているその姿が私のそれと重なって"すごくわかる"という安易な気持ちになった。
漫画もとても良かったけどトンネルの中を往復する男とそれに食べ物をやる女の話(文章)が個人的に好きだった。

ザジジ純個さんの漫画はカラーページのものがあり、彼女の色彩センスに脱帽した。
私は色彩センスが無いので羨ましい。
絵柄も温かみがあり少し印刷がすれてる感じ(多分そういう演出)がまた味を出していた。
コラージュもサイケな良い感じのものばかりでポスターとかにして部屋に飾りたいと思った。
ステッカーなども通販で販売してくれるらしいので期待している。

私も絵を描きたくなった。文章を書きたくなった。
そんな気持ちを掻き立てるものだった。

ということでした。
今後ともお二人の作品をチェックしていきたい。

10月

風呂上がりに涼しいどころか寒いと思う日が増えた。
あと3ヶ月も経てば来年になる。
2017年。
2001年に小学1年生になっているので来年の私は小学17年生か、などとくだらない事を考えた。

年末へ近づくにつれて焦りが出てくる。
でも、焦るだけで行動にも言動にも移さない自分自身に嫌気がさして途中で焦るのをやめる。
元々焦っていなかったのかもしれない。
これを毎年毎年飽きることなく繰り返しているような気がする。
職場の人に、人生を諦めた目をしている、と言われた理由がなんとなくわかった。

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サルスベリ

生活備品を買いに行く薬局へ行く途中の道にサルスベリの木がある。

桃色の花が咲いていて綺麗だ。

でも私はサルスベリの花よりも木の肌の方が好きなのだ。

普通の木のボコボコした肌と違ってツヤツヤしている。

木の肌がツルツルしているから猿が登ると滑る、だからサルスベリって言うんだよ。

と、死んだ祖母に小さい頃教えてもらったことがある。

その理由を聞いてから私はサルスベリが好きになった。
どのくらいの時代のどの人間がサルスベリという名前をつけたのかは知らないが、とてもセンスがあると思った。

祖母は植物に詳しかった。

他にも色んな植物の名前や種類を教えてもらったが忘れてしまった。

死んだ人間が教えてくれたことは当然のことだがもう二度と聞けない。

今思えば祖母がなんの花が好きだったのか、どの食べ物が好きだったのか、何色が好きだったのか、なにも思い出せない。

そこにあったはずの事実が無くなってしまったような感覚になり、悲しい気持ちになった。

 

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